身体均整法治療の流れ・ストレッチと運動指導について

身体均整法とは

均整法では、痛みや不調の原因は、体の歪みから来ていると考えています。

では体の歪みの原因は何なのか?
ほとんどは、日々の生活での習慣・動きの癖などから来ます(鳩胸や漏斗胸など生まれつきのものもあります)。

例えばゴルフを頻繁にやる方は、同じ方向にしか体をひねりませんから、そこから歪みを生じますし、座るときに同じように足を組んでいても、骨盤に歪みを生じます。また、太古の昔、哺乳類という生き物が生まれてから、私たちの祖先は長時間じっとしているということに慣れていません。ですので、事務仕事でいつもじっとしている、ということも、腰などの局所に長時間の緊張が生じ、不自然な歪みを生じます。更に、大きな悩みを抱えていつも考え事をし、胸の詰まるような状態が長期間続いている、とか、仕事で外食が多く、いつも胃腸の調子が悪い…などと言うような場合でも、心や内臓などの「内側」からくる歪みが、筋肉など「表」の部分に影響し、歪みを生じてきます。

以上のような、様々な種類の「歪み」を、何種類かの検査法で明確にし、そのひずみを取っていくことで、痛み、違和感を取っていく、というのが、治療の大まかな方向性です。

人によっては、2回~3回の刺激を加えただけでその日の治療を終える事もありますし、指圧・マッサージの原理を応用して、身体を揉みほぐすこともあります。

同じ人でも、体の状態に合わせてその都度アプローチの方法を変えていきます。


検査・問診

身体全体の検査をして、各部分の歪み、異常を明らかにした後、分析して、大まかな歪みの原因を推測します。更に問診をして、原因を絞っていきます。

(1)立位と座位にての検査
頭の傾き、ねじれ
左右の肩の高さ(肩甲骨の位置)
左右の骨盤の高さ
身体の重心(左右前後)

(2)仰向けでの検査
肩関節
肘関節
手関節
骨盤
股関節
膝関節
足関節

(3)うつ伏せでの検査
背骨の柔軟性・凹凸(前後の歪み)・側弯(左右の歪み)
骨盤(仙腸関節・腰仙関節)

(4)同時に、
全身の筋肉の緊張具合や、
経絡上の反応点


(5)問診
就寝時の癖、生活の中で多い動作(農家なら中腰あるいはクワの使い方等、事務なら座位、営業なら歩き方…等)の癖についても、動いてもらったり、問診したりして診断に必要な情報を集めます。

以上の検査、問診から得られた情報を分析して、治療方針を立てます。

治療

検査や問診の結果得られた情報に基づき、身体の癖・ゆがみを特定し、治療に入ります。

下の図を参考に、腰痛を例に挙げてみましょう。
腰痛と一口に言っても、体型や姿勢によって、治療の際のアプローチの場所や方法が変わってきます。
例えば、右から2番目の反り腰の場合。いくら腰が痛いからと言ってマッサージに行っても、数時間程度しか効果は持続しない場合が多いでしょう。曲がった背骨を、左端の図の様な正常な位置に持っていかない限り、痛みの根本は改善されないのです。より正常な位置に戻していくアプローチが必要になり、症状によっては筋力強化運動を取り入れながら治療をしていきます。


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また、腰痛の原因としては、姿勢など筋骨格系の原因だけでなく、内臓や経絡の異常によることもあり、その場合は、鍼灸治療も織り交ぜてアプローチしていきます。

なぜ、こんなに詳しく検査をして、問診をするのか?それは、焦点を絞った治療をするためです。焦点を絞れば、痛みの原因の核心に直接アプローチでき、少ない治療回数で済みますし、おのずと患者様によって治療法が異なってきます。いわば、オーダーメイド治療と言えるでしょう。


ストレッチ・運動指導について

痛みや体の不快感を訴える方の中には、自己流で運動をしているうちに体を壊してしまっている方も多くいらっしゃいます。

当院では、患者様の動きの癖を分析し、体を壊さないような動きをご指導いたします。
また、適切なストレッチの仕方もご指導いたします。

そうする事で、動きの癖を修正しながら、運動をしても壊しにくい体作りのお手伝いをさせて頂きます。


担当

院主 中村正佳
運動器疾患、運動障害はもちろん、各種関節痛を得意としています。運動生理学や解剖学、経絡経穴の専門的な知識を活かし、長く運動に関わってきた経験をもとに、お一人お一人の動きの癖を分析した上で、治療していきます。また、治療だけでなく壊しにくい体作りを目指される方には、適切な動き、適切なストレッチ方法をご指導いたします。一緒に本当の意味での「健康」な体作りをしていきましょう。